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施工実績

長野市若穂の庭

2019.08.18

長野市にある整骨院さまの植栽工事です。既存のアスファルトをカットして撤去します。空気に触れられないアスファルトの下は、土が酸欠状態になりグライ化し、臭い粘土のような状態になっています。グライ層を撤去し、縦穴を3つ掘ります。

ここは千曲川にほど近いところにあり、1.5mくらいで川砂利のような浸透層に届きました。

なぜこんなことをするのかというと、粘土地盤の場合、不良土を撤去して良質土を入れただけでは、水が排水されないので、いずれ良質土は酸欠状態になり、植物の生育に適さないからです。

バスタブに土を入れて、水を入れたらどうなるか、想像するとわかると思います。

なので、バスタブの栓を抜くように、排水のためのパイプを入れて、余分な水を排出する必要があるのです。地上に穴が開いているように見えますが、これは土壌の排水を促し、空気を送り込むための重要な穴です。

いずれ植物の根が進入してくるので、持続的な通気浸透性が担保されます。この時期、水やりをせっせとやらないと枯れてしまうので、たくさん水があればいいと思いがちですが、植物の根は、土粒子の空隙に安定的に存在する毛管水しか吸収できません。

その他の水は、余剰水として速やかに排出されることが望ましいのです。

植栽基盤は、排水と、団粒構造の土づくりの2つが大事です。

よく「水もちがよく水はけがいい」というのは、こういう意味なんです。



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