project

結ぶ家の庭

歴史ある町並みに相応しい
小さくも格調高い
精巧な自然美の庭

 歴史と文化の薫る善光寺界隈。北参道沿いに立つその家は、城山公園や善光寺の景色と町並みを結ぶ、というコンセプトで計画されました。庭を彩るのは、心地いい木陰をつくるヤマザクラやアカマツ、コナラなどの高木と、モミジ、アオハダ、アオダモなどの亜高木。そしてヤマコウバシ、アブラツツジなどの低木たち。
 いかにも趣のある自然な庭に見えますが、実はこの辺りの地盤は地下水位の高い粘土質で、植物を育てるには向かない土壌だったそう。そこで菊池は、水はけを良くするため、植栽の基盤になるよう土を盛り上げて排水性を確保。さらに板塀を高くしてその足元に土を盛り、家でくつろぐ姿が参道から見えないよう植栽の植え方にも工夫を凝らしました。
「 樹々を何層にも重ねることで奥行き感を出しながら、外からの視線も遮れるように配置しました。土を盛るなどの工夫をすれば、狭いスペースでも緩急のある美しい庭がつくれます」と菊池。オーナーさんも「おかげでデッキでくつろげるようになりましたし、前より庭が広くなったように感じます」。

住まいnet信州Vol.40より

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