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メンテナンス
and LIFEさんの新緑
2019.06.23
長野市神明の複合施設 and LIFEさん。
木々のメンテナンスにお伺いしました。
冬場の植栽でしたが、みんな元気に新芽を出しています。森の中のようなデッキです。
ちょっとした通りに面していますが、木々が程よく緩衝してくれるので気になりません。今回のメンテナンスで剪定するところはほとんどありませんが、排水と通気の環境を整えるための縦穴をいくつかあけてきました。
植物はこの時期一番根を伸ばしているので、効率よく水を与えるためと、余分な水を素早く地下浸透させて、土壌滞水(いわゆる根腐れ)を防ぐためです。
ちなみに植物は、毛管水といって土粒子の間に安定的に含まれる水を吸収します。
反対に重力水といって、飽和状態で安定しない余分な水は吸収できないのです。
つまり、ジャブジャブに水を与えて、グチャグチャの土にしても、植物はほとんどその水を吸収できないのです。(根が乾燥しない、という意味でしか意味がない)
それどころか、土中に含まれているべき酸素が失われるので(水で満たされている空間に空気は存在できない)植物の根が呼吸できず、それ以上根を伸ばせない状態になってしまいます。
よく言う「水持ちがよくて水はけがいい土」が植栽に向いているという、一見矛盾したような言葉の意味は、こういう事なんです。
「手入れ」というのは、「手を入れる」のであって、木が伸びたからただ切ればいいというものではありません。
植物にとって好ましい環境を整えてあげれば、素直に応えてくれるので健康に育ち、やがて人にとっても好ましい環境を与えてくれるはずです。
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